2014.2.25 都議会環境・建設委員会 河野ゆりえ都議意見



〇河野委員 請願二五第四九号、東京の全ての子どもたちに行き届いた教育を進めることに関する請願に対する意見を表明します。
 本請願の願意は、心身ともに健やかな子供たちの発達、成長のために、教育と社会環境を整えていくことが願意になっています。
 要望項目の一つに、都立公園の放射線量を測定し、基準値を超える場合には除染などの安全対策を行うことがあります。
 三年前の福島第一原子力発電所の過酷事故によって大量の放射性物質が飛散し、福島第一原発から二百キロ以上離れている東京にも深刻な影響がもたらされました。東京東部地域を初め都内全域で、子供たちの健康被害を心配して住民の自主的な放射線量測定活動が始められたのは、これまでにないことでした。
 放射性物質は、細胞活動が活発な子供たちに一番影響が及びます。福島第一原発から飛散してきた放射性物質の中でセシウム137は、半減期が三十年という長い時間がかかります。幼い子供たちの将来にわたっての健康被害が心配されています。
 子供たちが多く訪れる公園は、安全な場所でなければなりません。
 東京都は、二〇一二年二月から行ってきた東京東部地区の三つの都立公園、足立区中川公園、葛飾区水元公園、江戸川区篠崎公園の放射線量の減衰調査を昨年十一月でやめてしまっています。その理由は、国のガイドラインの目安を下回ってきたというものですが、安全な子育て環境を求める都民の願いに沿ったものとはいえません。
 福島第一原発の事故の後、放射線量が高くなった足立、葛飾区など都内の自治体は、国のガイドラインよりも厳しい基準を独自に設けて安全対策を講じています。東京都も、国のガイドラインに沿った対応ということに終わらせず、子供たちや住民を守る最大の努力をすべきと考えます。
 したがって、本請願の趣旨採択を求めまして意見といたします。

〇河野委員 陳情二五第九八号、合流下水に関する陳情に対する意見を申し上げます。
 江戸川区と墨田区、江東区の間を流れる旧中川は、墨田区の木下川排水機場から荒川に排水されています。開削でつくられた荒川によって上流と切り離されて、人工の力で荒川から東京湾に流れ込む旧中川は、閉じ込められた流れのない川ともいわれる状態の川です。
 江戸川区、墨田区、江東区は低地帯です。下水道汚水と雨水が合流式のために、降雨の量が多いと、墨田区、江東区側の雨水は、大島ポンプ所から旧中川に放水されています。そのことによって、川の水が黄土色に変わってしまっている、こういう声もしばしば聞かれます。川が汚濁しているこの現状は改善が急がれます。
 下水道局は、汚濁防止の幾つかの改善策を平成三十年をめどに講じると聞いています。旧中川の河川管理者である建設局としても、雨水貯留池設置の検討を初め、河川の流量調整と浄化のために下水道局と連携した取り組みを進めることが求められています。
 よって、この陳情については趣旨採択されるようにお願いをいたしまして、意見とします。