「きけわだつみのこえ」木村久夫の歌碑

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高知県香美市の猪野沢温泉に、「音もなく我より去りしものなれど書きて偲びぬ明日という字を」の歌碑があります。太平洋戦争後の1946年5月、BC級戦犯として28才の若さで処刑された木村久夫がシンガポールのチャンギー刑務所で詠んだ一首です。「上官逹の罪を背負って死刑に処せられて逝った京大生・木村久夫」・(塩尻公明)のことは、多くの人が著しています。私は、短歌の師の碓田のぼる先生の著書と東京新聞の記事で知りました。無念のうちに若い命を奪われた木村久夫の歌碑の前にどうしても立ちたくて、猪野沢温泉に行きました。木村久夫ゆかりの今戸道子さんが、歌碑を守り白百合を手向けていました。木村久夫は、学生時代に私の故郷、愛媛県の面河渓を訪れ、宿で社会科学の書に触れていたことが知られています。
処刑の直前まで「故郷の父よ嘆くな母よ許せよ」と心の中で叫んでいた木村久夫。あまりにも不条理すぎる若者の死、この悲劇を繰り返してはなりません。

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